タレントの彦摩呂さんがYouTubeチャンネルを更新されました。
その中で、過去に一番怖かった大御所俳優について語られ、誰なのか?が気になるところ。
今回の記事では、彦摩呂:一番怖かった大御所俳優は誰?若山富三郎だと言われる理由は?についてまとめました。
彦摩呂:一番怖かった大御所俳優って?
タレントでグルメリポーターの彦摩呂(58)さんが、自身のYouTubeチャンネル「彦飯-HIKOMESHI-」で、過去に経験した「最も怖かった芸能人」について語られました。
かつてアイドルグループ「幕末塾」のメンバーとして芸能界デビューし、ドラマにも多数出演していた彦摩呂さん。
ある2時間刑事ドラマで、「超超超がつく大御所のご兄弟の俳優」と共演した際に、強い恐怖を感じたそうです。
まず、楽屋で「はじめまして、○○さん。今日はよろしくお願いします」と挨拶すると、俳優本人ではなく側近の人物が「おい、ちょっと君。○○さんじゃないだろ。○○先生だろ」と訂正を要求。
この時点で、ただならぬ現場であることを実感した。
俳優が現場入りすると、スタッフやキャストが立ち並び、花道のようにして拍手で迎えるという異例の光景が広がっていた。彦摩呂もその列に加わり、頭を下げながら拍手するしかなかった。
その後、俳優がソファーに腰を下ろすと、新人刑事役の彦摩呂を鋭い視線で見つめ、「おい、小僧!ちょっと来い」と呼びつけた。
そして、「その洋服なんだ。お前、捜査四課に行って見てこい、実際に!そんなスーツ着てるやついねーよ!」と厳しく叱責。
彦摩呂が着用していたのは、衣装担当と監督が選定したデザインスーツだったが、恐怖のあまり「申し訳ございません」と頭を下げるしかなかった。
助監督に連れられ楽屋へ戻る際、彦摩呂が後ろを振り向くと、そこには先ほどまでいた衣装担当や監督、スタッフの姿はなく、全員がどこかへ姿を消していたという。まるで関わることを避けるような空気に、さらに強い不条理を感じた。
その後も、俳優は彦摩呂と目を合わせることもなく、口を利くこともなかった。
「僕には悪い部分はなかったはずなのに…」と理不尽さに悩みながら、「先生と呼ばなかったことが気に障ったのかもしれない。これでもう芸能界から干されるのではないか」と不安を抱いたという。
彦摩呂:一番怖かった大御所俳優は誰?
彦摩呂さんのエピソードから、最も怖かった大御所俳優の特徴が判明しています。
・大御所
・兄弟で俳優をしている
・先生と呼ばれていた
・すでに亡くなっている
仕事の現場では、現場全体を支配し、誰も逆らえない圧倒的な存在感で、側近がいるほどの人物だったそうです。
この人物については、俳優の若山富三郎さんではないか?という噂があがっています。
彦摩呂:一番怖かった大御所俳優が若山富三郎だと言われる理由は?
若山富三郎さんといえば、時代劇映画『子連れ狼』シリーズをはじめ、ヤクザ映画や時代劇で圧倒的な存在感を放ち、昭和の映画界を代表する俳優として知られています。
若山富三郎さんの「怖さ」はスクリーンの中だけではなく、私生活や現場での振る舞い、破天荒な言動によっても語り草になっています。
では、彦摩呂さんが一番怖かった大御所俳優が若山富三郎ではないか?と言われる理由についてまとめました。
若山富三郎は勝新太郎の兄!
若山富三郎(1929年~1992年)は、京都府生まれの俳優で、本名は奥村勝。
実の弟は、映画『座頭市』シリーズで知られる名優・勝新太郎です。
若山家はもともと剣劇俳優の家系で、父の影響もあり、兄弟揃って俳優の道へ進みました。
弟の勝新太郎も破天荒な人物で知られていますが、若山富三郎もまた豪快かつ厳格な性格であり、芸能界でも一目置かれる存在でした。
と、兄弟で俳優をしており、どちらも大御所だったという情報にも合致します。
圧倒的なオーラと威圧感があった?
若山富三郎さんは、スクリーン上でも圧倒的な貫禄を持っていましたが、それは実生活でも同じでした。
若山富三郎さんの特徴的な低く響く声、鋭い眼光、堂々たる立ち姿は、周囲の人々に強い威圧感を与えました。
特に彼が怒った時の迫力はすさまじく、現場にいた人々は一瞬で凍りついたといいます。
また、彼は普段から多くを語るタイプではなく、じっと相手を睨みつけることが多かったそうです。
この沈黙の中に漂う緊張感が、周囲の人間にとっては何よりも怖かったのかもしれません。
彦摩呂さんのような若手タレントや俳優にとって、この威圧感は並々ならぬものだったでしょう。
「ちょっとした態度や言葉遣いで怒らせてしまうのではないか?」というプレッシャーが、彦摩呂さんを「一番怖い」と感じさせた要因のひとつでしょう。
怒るとさらに怖い!
若山富三郎さんは、礼儀や作法に非常に厳しい人物だったことで知られています。
特に、目下の者に対しては徹底的に厳しく、些細なミスでも容赦なく叱責したといいます。
ある撮影現場で、若手俳優がリハーサルの時に軽い気持ちでセリフを言ったところ、それを見た若山富三郎さんが激怒し、「芝居を舐めるな!」と大声で怒鳴りつけたそうです。
周囲は一瞬で緊張が走り、現場は静まり返ったといいます。
また、ある時は、共演者が本番で演技をミスした際に、若山富三郎がその俳優を本気でビンタしたという話もあります。
昭和の芸能界では、こうした厳しい指導が当たり前だったとはいえ、若山富三郎さんの怒り方は一線を超えることもあり、「本気で怖い」と思われる要因になったのは間違いありません。
彦摩呂さんも、こうした彼の「現場での厳しさ」を目の当たりにし、その迫力に圧倒されたのではないでしょうか。
酒癖が悪すぎた?
若山富三郎さんは、無類の酒好きとしても知られていました。
しかし、酒を飲むとさらに豪快な性格が際立ち、周囲を震え上がらせることもあったようです。
ある高級料亭でのこと。料理が運ばれてきた際に、気に入らないことがあったのか、突然料理を投げつけたという話があります。
この時、周囲は誰も止めることができず、ただ黙って見守るしかなかったとか。
また、酒の席では、後輩俳優やスタッフに向かって「お前、俺のことをどう思う?」と聞くことがあったそうです。
この質問に対して少しでも間違った答えを返すと、突然怒り出すこともあったといいます。
彦摩呂さんも、こうしたエピソードを知っていたり、実際に経験したことがあるのかもしれません。
④妖刀村正を愛した「剣の達人」だった?
若山富三郎は、実は映画の中だけでなく、現実でも剣術の達人として知られていました。
若山富三郎さんは「村正」という伝説の刀を所有しており、日頃からその刀を使って稽古していたといいます。
さらに、若山富三郎さんは酔った勢いで「この刀の切れ味を試してみるか?」と冗談めかして周囲に見せることもあったそうです。
こうしたエピソードも、彼の「怖さ」に拍車をかけたのは間違いありません。
まとめ
彦摩呂さんが「一番怖かった」と語られた人物は、俳優の若山富三郎さんではないか?という噂があがっています。
若山富三郎さんは、昭和の芸能界において、圧倒的な存在感を誇る名優でした。その**「怖さ」**の理由をまとめると、
ただいるだけで周囲を圧倒する威圧感
礼儀に厳しく、些細なミスでも容赦なく怒る
酒の席でのエピソードが壮絶すぎる
実際に剣術の達人であり、伝説的な刀を所有していた
これらが、「芸能界でもっとも恐れられた男」として語り継がれる理由でしょう。
彦摩呂さんが「一番怖かった」と語った背景には、若山富三郎が持つ「昭和の大スター」ならではの厳しさと豪快さが影響していたのかもしれません。